ドラ親父・ユウジの一人ゴッツ

Swing&Grooveは一生モノなのである。 ドラ親父のRhythm日記

「小澤征爾さんと音楽の話をする」&「小澤征爾指揮車を語る」おもしろい!

最近、感動する神経が鈍くなってきたかもしれないので、
感動するものを貪欲に探すようにしています。
まぁ~これも一種の投資~ですね~!

…実は小澤征爾さんの大ファンです。彼に関した書物はたくさん持っています。
「音楽」っていう武満徹との対談集も愛読書の一つです。

村上春樹という才能ある作家は音楽にもとても精通していて、
・「小澤征爾さんと音楽について話をする」は、
「安くなってたら買おうかなぁ?」っと考えていて、
「小澤征爾指揮車を語る」共に安価となっていた時期、2冊ともAmazoった~のだった。

「小澤征爾指揮車を語る」は、以前テレビで録画した100年インタビューを文字化したものです。
この番組も録画して何時でも何回でも視られるようにブルーレイに納めてあります。

ozawa.jpg

…記憶に残る~記憶に残したい一部分を文字入力としました。

「小澤征爾さんと音楽の話をする」は~それ程クラシック好きでないオレとしても内容は凄く面白いのだぁ~!

村上「…読み手にとって同じように、 書き手にとっても、リズムは大事な要素なんです。
 小説を書いていて、そこにリズムがないと次の文章出てきません。すると物語も前に進まない。
 文章のリズム、物語のリズム。
 そーゆーのがあると、自然に次の文章が出てきます。
 ぼくは文章書きながらそれを自動的に頭の中で音として起こしています。
 それがリズムになっていきます。ジャズでワンコーラス、
 アドリブをしてそれが自然に次のコーラスにつながっていくのと同じ感じです。

村上「他の作曲家に比べて制約が多い割にマーラーはメトロノームのテンポ指定を書き残していませんよね」
小澤「そう書いていません」
村上「どうしてなんだろう?」
小澤「それにはいろんな説があります。
   これだけ細かく指示を与えたんだから速度くらいはおのずと定まってくるだろうという考え方。
   あるいは速度くらいは演奏家が自分で判断しろと言う考え方だったという説もあります」

村上「確か葬送のマーチのところには【重々しく、しかし引きずらないように】と書いてありましたっけ?」
小澤「確かにそう書いてある」
村上「それって考え出すと結構難しい指示ですよね」
小澤「確かに難難しいね(笑)」
村上「最初にコントラバスのソロがでてきますがそーゆー音の設定みたいなものも指揮者が出すわけですか?
  それはちょっと重すぎるとか、もう少しあっさりやってくれとか」
小澤「まぁそうですね。その辺はもうコントラバス奏者の音色とか、持ち味で決まってしまう部分が多いんです。
  指揮者がそんなに口を出せるところじゃない。
 しかしね、考えてみれば、長いコントラバスのソロで楽章が始まるなんて、
 もう前代未聞ですよね。コントラバスのソロそのものが特殊なのに、
 ち音楽の冒頭にそんなのが来るなんてね。マーラーってよっぽど変わった人ですよ」
村上「しかしコントラバスの人にしてみれば、このソロの部分は一世一代というか、すごい緊張するでしょうね」
小澤「それは大変なものです。それからね、どこのオーケストラのコントラバスのオーディションも、かならずこの曲を演奏させます。
 これがうまく弾けるか弾けないかそれがすなわち、人のオーケストラに入れるか入れないかの瀬戸際になるわけです」
村上「なるほど」
小澤「ティンパニが後ろで、こーゆー音~トントンという事を出していますよね?」

…この辺でマーラーを指揮する小澤征爾をAmazoった~!

村上「 4度でずっと単調なリズムを刻んでいるんですよね」
小澤「そうです。れなれら。これはね、いわば心音を刻んでいるわけです。
 そういう音楽の粋がしっかり作り上げられて設定されています。
 ティンパニは待ってくれませんから、コントラバスはそれになんとか合わせなくちゃいけない。
 心臓の鼓動が待ってくれないのと同じです。
 息継ぎをしたり何をしたり、そーゆーいろんなことをその枠の中にうまくはめ込んで行かなきゃけない。
 ほらここにコンマが書いてあるでしょう?ここで息継ぎをしなさいという印です。
だからね、全部書いてあるんです。
 もちろんコントラバスだから管楽器と違って息なんか継がないんだけどここで息継ぎをするみたいに音をいった ん切れと。
 音を切れ目なしで繋がないでくれと、マーラーはそこまで細かく念入りに指示を出す人なんです」
村上「すごい」

…マーラーのユダヤ人であったこと、人間性音楽性などについて触れる…

小澤「マーラーが生きたのはアシカフロイトと同じ時代ですよね?」
村上「そうです。どちらもユダヤ人ですし、生まれ故郷もすぐ近くだったと思います。フロイトの方が少し年上ですね。
マーラーは奥さんのある漫画浮気したときにフロイトの診察を受けています…」

【小澤征爾指揮者を語る」~ここに「音楽とは~?」「音楽的にとは~?」のヒントが…
小澤「あのね、全く専門的な話になっちゃって申し訳ないんだけど、
音楽ってリズムの面で、ちょっと速く弾いても、遅く弾いてもいけない。
 リズムはもう決まっていてちょっとでもずれるとダメ。
音程もちょっと上がりすぎたり、ちょっと低くてもダメ。
 その規制へ、規則が非常に強い。特にクラシック音楽はね。
 音1つを4つに分けて16、 ♬とか♩とかで表現する。人の規則がある。
 その規制規則を子供の時から教養教育を受けて いるから、それを壊したら大変だと思ってるわけ。
 自然に自分の身に入っていると思うわけです。正しいかどうかは知らない。
♪~トゥ~ティ~ と入ってくる。それをみんなまとめて♪~タリアリタララ~♪と、
そこまでロシアの音楽をやったら、
 ちょっとズレが起こるんじゃないか?という恐れが あるわけね。
 若いときは、その恐れの方が強い。ところが、今は自信がついたわけじゃなく、
 経験もあってそこに突っ込んでいけばそういうふうに信じて棒を振れば、
皆がついてくるということが少しわかったんですよ、僕はこのごろ。
 合っているかよりも、音に深さがあることの方がみんな満足する。
 不思議なもので、お客さんもそっちの方が絶対にいいんですよ。
 ピタっと合って、だけど深みの度合いがないよりも、
もしかすると合わないかもしれないけれども深みを感じられる、
 そっちの方が満足感が得られるだねそれを聴いている人は~」

…この辺の話も「groove」ととても関係がある。何処までoutして良いのか? 自分の表現したいタイミング、
周りとの兼ね合い~何を持ってインパクトであるか?
ユニークであるか?それらのバランスを知り、
それらをコントロールしていく作業が表現者としてとても重要な課題となってくる。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

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