昔の原稿ネタ〜アフリカのウドウド2016-01-27 Wed 19:43
アフリカ経由のgroove(jazz~Latin~etc.)特徴の一つは「躍動感」だと言えます。
「そんなの関係ない!」と言う人もいて良いと思います。 swing・grooveしていれば~(笑) 「躍動の法則」 それ程音楽的に素養がなくともメジャーとマイナーの違いを理解するように…、 リズムを躍動させるには…法則があるのです。 昔…「もっと正確にプレイしたいと駄目だ!」 と言われたドラマーはメトロノームを使う練習を多めに取るようになりました。 数ヶ月後のliveでは…「正確だけじゃ駄目なんだよ~、やっぱ躍動感がなけりゃねぇ~」 と…これは矛盾ではありません~! 当然ドラマー(私)は、これを機により一層swing・grooveを考えることとなりました。 アドバイスを戴いたのは…当時大変お世話になった今田勝氏です。 アフリカ系の人達のリズム勘に興味持つのは自然な事となります。 「日本人は日本人のノリで良いんだ~」っというアイデアの人がいても良いでしょう! この「躍動感」という重要なポイントを考えた時、ヒントとなる著書に出逢いました。 それは…「音がなければ夜は明けない」山下洋輔・編著…です。 西江雅之・編…p162…「ドン・ドン・ドン・はアフリカの、ンド・ンド・ンド…」 拍の感じ方について思い出が一つある、 三種類のアルファベット… 「O N D O N D O N D O N D …」 を、幅の広いテープに連続して書きつけたものをアフリカで見せたときのことだ、 その輪には何が書いてあり、いくつの拍になっているかたずねた。 日本人は二種類 1 2 3 4 5 6 … DO N DO N DO N … ド ン ド ン ド ン … それと 1 2 3 4 5 6 DON DON DON DON DON … ド ン ド ン ド ン ド ン ドン ドン …の2種類(英語圏の人は後者一種類)。 ところが東アフリカでは皆そろって別の一種… N DO N DO N DO N DO … ン ド ン ド ン ド ン ド …でした。 …とても新鮮でとても大きな驚きだったのです。それではこの辺でネジを打って打ち止めにしたいと思う。 「釘をガンガン打つ」をスワヒリ語で、 「piga musmari NGA NGA NGA …」 (打つ)(釘) (ンガ ンガ ンガ …)と言うのです』 ・・・以上。 …彼らはウラのbeat(off)に強い意識が向かわれていることの表れなのだと考えることが出来ます。したがって…「躍動の法則」…offにtension(意識・アクセントなど)を与えることで躍動感が増す。 beatをどう感じているか?が、その人の表現に当然出てきます。 もう何十年も前に「バークレーでは今コレやってる人が多いんだ」と言って皆でやり始めたのが…、clickをoffbeat(色んなウラのbeat)に聴きながらの練習…はたして今でも流行っているのだろうか~? swingしてれば~そんなの関係ネェ…チャンチャン! |
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