ドラ親父・ユウジの一人ゴッツ

Swing&Grooveは一生モノなのである。 ドラ親父のRhythm日記

■なんちゃってジャズドラム ●稲堀物語No.6

■稲堀物語 第六話…(5・後半)

全員で「パ ン カ、 パ ン カ、パ ン カ、パ ン カ 」  
オフクリ(clickを3連符のオシリに聴く)でclapping(手拍子)を4分音符のexerciseを数分続ける。
こういったexerciseに掛ける時間は多い程効果的なのである。
それはまるで躰に染み込ませるように、clickが鳴っていなくても無意識にオフビートを感じられているように…。

俺「この練習でjazzのノリで大事な triplet(3連符)feelが身に付くことになるんだ」、
2人「はい」
すると時間が経つうちclappingする動作に若干躰の動きが加わってきた。

俺「少し躰に染み込んできたみたいだね」、
2人「はい、ナントカ」。

俺「では忘れないうちに堀子に宿題~!」
堀「はい、何でしょう?」、

俺「クリックをこれと同じくoffに聴きながらピアノでBluesを弾く、勿論キーは何でもO.K.」、
堀「え~それって難しくないですか~?」
俺「うん、慣れないうちは難しいだろうな~、
 しかしその難しさには大きな意味があるんだから頑張ってやってみて、
 最初はテーマだけでいいから何回でも練習する、
 そうするうちにoffbeatの意識が体に宿り、jazz用リズムボックスが手に入るんだ、
 ソロも余裕で出来るようになればしめたモノだよ」。
堀子目を輝かせながら「はい!何かやる気が出てきました、頑張ってやってみます」

稲「先生!オイラの宿題はぁ~ 出さないでね~」
にコケル講師。

俺「では次だ!ではスティックを持って、シンバルレガートに入ろうか?」、
稲「レ、レガートっすか?良いっすね~、イエイ!」
稲吉は目を輝かせる…が堀子は自信無げに…
「シンバルレガート っですかぁ~? あの~ジャズドラムの命って言われる」
俺「おぉ~堀子解ってるねぇ~ そうシンバルレガートはジャズドラムの命」
稲「そそそそそそ…そぉ~っす そぉ~っす シンバルレガートは命の母なんです」
俺「お前何言ってるんだ~」
稲「あぁ~間違えた 猪木の母だった~!」
俺「なんだそれは…」
堀「そんな大層な事私に大丈夫でしょうか?スティックも持ったことのない私ですよ~?」。

俺「堀子はドラマーを目指すのではないでしょう?
 この際持ち方なんて何でも良いんだよ、
 ただ大事なポイントだけ言うから、後は見よう見真似でOK!
 それに最初は4分音符だけだから」。
稲「えぇ~?4分音符…だけぇ~?」
俺「そうだ稲吉~ 最初は4分音符だけ」
稲「…チ~ンチキ 演りたかったのになぁ…」
俺「…チ~ンチキ…演りたい、その気持ちも解らないでもない…が~(強く) だ」
稲「何が…が~ だ、なんですかぁ~?」

俺「私も最初からチ~ンチキ チンチキ演ってたら…」
目を輝かせながら稲吉「えぇ~ チンチキ演ってたら どうかなったんですか~?」
俺「うん…スイングを理解するのに遠回りしてしまったんだよ」
稲「どどどど…どういう事っすかぁ~?」
俺「スイングはjazzの基本なんだよ」
二人「はい」
俺「じゃスイングとは何だ~?」
稲「スイングは…チンチキ…~?」
俺「いやいや…それはインチキ…インチキジャズだよ…堀子が感じるswingって何~?」
堀「跳ねる感じ…って事ですかねぇ?」
東中野講師 人差し指で呼び鈴を押す真似をしながら…
「ピンポ~ン…大正解」
「何スカそれ~」「フフフッフ」稲吉には受けないが堀子には若干受けた。

俺「その躍動感を持たないままチンチキやってインチキになっちゃった」
「じゃじゃじゃ~どうしたら良いんですかぁ~?」必死な稲吉。
俺「ではリズムの基本はなんだと思う~?」
稲「…う~む…その質問の意味もオイラには理解不能」

堀「リズムの基本だとしたら…テンポ~? あぁ~groove~?」
俺「リズムを考えた上で一番シンプルな部分と言えば何だろう~?」
稲「…う~む…やっぱその質問の意味もオイラには理解不能ぉ~っと」
俺「お前そればっかりだなぁ~…基本は4分音符なんだよ」
堀「4分音符ですかぁ~」
俺「そう…4分音符が基本中の基本…テンポも一分間における数値で表記されるでしょ~?」
稲「やっぱぁ~解不能ぉ~なり~!」
俺「基本である4分音符にswingの特徴である躍動感が得られないまま、
 インチキインチキやっちゃったってぇワケ~ 
 これっておそらく稲吉を始め、多くのドラマーがこの本質に気付いていない可能性は大だと…」
東中野講師腕を組みながら…偉そうに…「我考える~!」
堀「その辺って…とても深くないですか~?」
俺「深い深い…とてつもなく深い…でもその辺を理解するにつれて」
堀「どうなるのでしょうか」
俺「真実はとてもシンプルなのだという法則に気付くんだよ」

稲吉投げやりに…「そうなんすかぁ~…じゃ4分音符でお願いします」
俺「こら稲吉~ 此処大事な所だからチャンと考えなさい」
稲「ふぇ~い」…気のない声。

俺「基本である筈の4分音符に躍動感無きままチンチキやっちゃってそれがインチキ~
 したがってまず基盤である4分音符に息吹を吹き込む」
稲「息吹~! 矢吹ジョ~じゃなくってぇ~?」
俺「…息吹=energy=躍動感なり~」…と言いながら二人の前にシンバルを1枚ずつセットする。

「スティックの持ち方をお教えします」と言ってなんちゃってジャズドラムの基本に入っていった。
人差し指の真ん中、第一関節と第二関節の間にスティックを置き、
上から親指で押さえます。ここに出来た親指と人差し指による「支点」がとっても重要となってきます。
残った3本の指は指先がスティックに軽く触れる位の力で握ります。
強く握ってしまうと、手首がロックされてしまいrelease(解放)がスムーズでなくなってしまい、
それは疲れる割に、音も良い音(イメージ的にはナチュラルで乾燥した軽く響く音)も出ません。

「ディ~ン ディ~ン ディ~ン ディ~ン・・・・・」2人の奏でるシンバルが鳴り出した。
「そこにカウントの…1タタ 2タタ 3タタ 4タタ… シッカリ声を出して~!」
「ハ~イ」「フェ~イ」、
俺「1タタ、2タタ、……3連符オシリのタを強く歌ってみて」、
   <  <  <  < 
「1タタ2タタ3タタ4タタ~」。
すると、それまではまるで地下に潜っていくようなイメージのチ~ンが、
オフにtension(意識、声)を加えただけでスティックの動きが変わってくるのであった。
それはまるで上へ上へ…次のbeatに向かいたい~!と向かうenergyが増したようであった。

そして更に躍動感のアップに向かう処方箋を二人に宛がうこのSTORYはまさに貴重なのであった~!

…続く…チャンチャン~!

テーマ:ドラム - ジャンル:音楽

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