赤めだか・・・・オモロイ2008-07-05 Sat 00:22
S・ライヒ NHK オレにはこの良さは理解出来ない。
CDでも同じ印象…。 「このくらいは…即興でやりなしゃい~!…以上」 また風邪だわい…(号泣) 大ファンで、CDボックスセットも持っている立川談志師匠の噺は、 体調の悪い時には聞けないくらいなアクの強さ。 この間なんか談志師匠のVDVも途中まで観てあまりのアクの強さに返しちゃったくらい。 が…先日立川にある大きな書店で、家元(立川「こっちはタテカワ」談志)に弟子入りし、 心情、内情が事細かに描かれた立川談春の「赤めだか」を立ち読みし、 気になりつつも購入を控えた。 次に日レンタルビデオで何時も貸し出し中だった家元(談志)と爆笑の太田の対談入りのDVDを観た。 芸を語り合った対談は・・・・・俺のnot・brightのオー脳~!では理解出来ないまでも、 「キット…絶対…良い事言ってる…筈なんだよね~!」と確信する事は出来た。 そしてそのDVDには談志師匠の「らくだ」「黄金餅」数話入っていてこれがまた~! 凄かった。 カメラワークも良かった~! 今まで聞いた志ん生師匠や文楽その他のとは明らかに違う。 勿論どっちが良いどっちが悪いではなく、 凄さという意味で言ったら家元がダントツだと思う。 何というか、人間の業というか、奥にある凄みを演出している。 CDボックスセットでは全然味わえない表情は、そりゃ~凄かった。 落語会のマイルス・・・・・と言う言葉が浮かんだ。 次の水曜日迷うことなく「赤めだか」購入、 むさぼるように読む。 金曜の今日、午前はwalkingの予定。 それが風邪の症状が重くなっていたので取りやめ、 赤めだかを一気に読んでしまう。 面白かったぁ~! こんな小説みたいな現実が存在するんだ、 当然落語家ゆえに落伍者もいて、 もしも初心のオレも家元(談志)に入門していたとしたら、 速効で泣きながら逃げ帰るだろうな、 家元のチョウが付く程のキビシサ、 しかし心の底には愛情が存在する。 我が事のようにはらはらしながら読み時に涙ありの秀作。 談志いわく「落語とは人間の業の肯定である」なぁ~るほどねぇ。 ・・でも・・余り俺のオー脳は理解していない事であろう。 でも良い発言であろうことは解る(解ってないって)。 ではジャズは・・・・? 業と言えなくもない。 楽器を使った人間の業っていうのかな~? 数年前に書いた「落語とはジャズって似てるよね」、 良い咄家、そうでない咄家、その差はテクニックだけでもスピリチュアルだけでもだめで、 全てはバランスである。 |
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